結婚の条件「お家柄」と「お人柄」
近代化して100年も経つ日本ですが、結婚となるとまだ「お家柄」にこだわる方、
というより「お家柄」にこだわるご両親を多く見受けます。
善し悪しの問題ではなく、結婚という現実に直面したとき、家と家という大きな壁に阻まれる事もあります。
恋愛から、プロポーズ、そして結婚となると、当然ご両親へのご挨拶、ご両家の顔合わせや食事会など、
お互いの家の価値観の相違に悩まされる事もあると思います。
「お家柄」といっても、人それぞれ…、何を基準に「お家柄」の善し悪しを判断しているのか、
これも地域やご両親の年代で、大きく傾向が違うのも事実です。全く気にしないというご家庭も多く、
現代の日本人の大多数は、全く気にしない… あまり気にしない… というご家庭が多いと思います。
しかし、好きになった人との、はじめてお会いしたご両親の反応が…など、よく相談に訪れます。
例えば、いくつかの「お家柄」を類型化すると、
・お相手のご両親、ご兄弟、親族の学歴や、職業による「お家柄」
(例) お父様は東大院卒の銀行頭取、お母様は、大学教授、長男は医師で弟は弁護士…
我が家は、代々医師一家。3代続いています。皆、医師です。のような職業によるもの。
・800年続く家系で、先祖は〇〇・・・。由緒正しい「お家柄です」のような血筋にこだわる方。
・財を成した先代のご家庭で、富裕層・・・お金に苦労はさせまん。
まさに華麗なる一族のような「お家柄」ですが、
一方で、母子家庭だから、両親が別居しているから、離婚しているから・・・
などの人権侵害ともとれる発言をされる方もいます。
これもある種の「お家柄」あるいはお家の釣り合いというものかもしれません。
え!!、そんな事で、結婚できないの? そういう事を言うご家庭なら、こちらからお断りします・・・
という方も多数いらっしゃる事でしょう。
意識しなくなったようで、厳然と残る「お家柄」
「お家柄」を本気で結婚の条件にしている方。「お家柄」さえ良ければ、それでいいのでしょうか?
真に大切なのは、ご本人の「お人柄」だと思います。
その「お人柄」を育んできたのは、まさにご両親の躾や教育、品格、倫理観、ご家庭や育った地域の文化や環境です。
それこそが、真の「お家柄」だと私は感じます。
これから婚活を始める方、「お家柄」 についても考える時期があるかもしれません。
しっかり、考えてみてください。
結婚は人生での大切なワンシーン。
「お人柄」と「お家柄」
そうはいっても、きれい事では済まされない大事なポイントである事は間違いないようですね。