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少し早い夏休みを頂きました。
仕事と休暇を予て、イタリアにも足をのばしました。

当社は建築やデザインにも関連がある事業を別会社で行なっていますが、
その延長で、どうしてもジオポンティーのファンとしては、ミラノに行かなくては...
と、ちょっと無理して行ってきました。

皆さんもご存知のミラノ中央駅の前に、高層ビルが建っていますが、1956年の作品です...
ピレッリ社の超高層ビル、通称ピレルビル。時代はアールデコからモダニズムに替わっていく、そんなダイナミックなデザインの潮流の中で生まれた、ジオポンティーの代表作です。

124mの高さを持つ、欧州での超高層ビルの初期の事例の一つですが、他の超高層ビル設計に対して大きな影響を与えた作品でもあります。建築家を志すものにとっては、必ず一度は見に行く...という設計の試金石となる作品でしょう。 自書の「建築を愛しなさい」は、何度も熟読したものです。




主構造体部であるスリット状の三角形コアと、上部にいくに従い断面の縮小する壁柱が、端正で優美な表情を作り出しています。現代においても、まったく遜色がありません。

さて、もう一つ、趣味の世界ですが、ジノリ社製の食器や家具...1930年代の彼の作品もなんとか手に入れたいものです。と、考えながらいろいろと物色してきました。

夏のヨーロッパは過ごし易い...と思った所、今年は熱波襲来の40度超えが各地で報告され、大変暑いイタリアでした。

でも、知り合いのブライダル関連の素敵なカップルの挙式にも顔をだして、Auguri! (アウグーリ！)と、一緒に大声で祝福してきましたよ。。




皆さんも、今年こそは良いご縁に繋がりますように...

雑感でした。
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