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天に則り私を去る

煩悩の多い私には到底、到達できそうにない境地。

今日は、そんな境地を切り開いた？夏目漱石の命日でした。

みなさんは、漱石といえば？何がお好きですか？


代表的な作品はたくさんありますが・・・
「我輩は猫である」「虞美人草」「三四郎」「坊ちゃん」・・・
中でも、時々読みたくなるのは「こころ」です。

今の時代に読んでも、心の機微、というところであまり違和感がない気がします。
もちろん､今の時代、書生さんもいなければ、学生の共同下宿みたいなのも
あんまり聞かないですけどね。

高校生のとき、現代国語の時間に初めて読んだのですが、
その時の先生が、すごい熱い？先生で、
遺書の部分、自ら朗読しながら、感極まってむせび泣きというんでしょうか、
途中で読めなくなってしまった・・という事件？があって、
当時は、物語よりも、先生が教壇で泣いている・・という姿が印象的でした。

当時、40代独身の男性の先生で、なよっとした感じで
愛嬌はあるけど、恋愛対象には絶対無理！！という、
女子にはあまり人気がなかった先生でしたが・・・
（「こころ」事件のあと、かなりみんな引いてました・・・）
卒業してから5年目くらいに、教育実習で再開した同級生の女の子と
結婚するというニュースが！！！
それもかなり衝撃で・・・
みんなで、「ほんとに、いいの？？？？？」と今思えばかなり失礼なことを
言ったものですが・・・お二人は、今でも仲睦まじい夫婦です★

脱線してしまいましたが・・・
漱石先生をしのんで・・・今夜は、何か読んでみようと思います。
年末に読みたいような話じゃないですが・・
やはり「こころ」にしようかしら。





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